ピッツァの世界大会で優勝したオーナーが焼いているとかで、メディアにもよく出ています。
期待が高まる中、到着すると、あれ?すっごくカジュアルな店構えなんですね。促され席に着くと、テーブルがギチギチに詰まっている。東南アジアとか海外の食堂っぽくて、まあいいでしょう。盛り上がっているグループ客に挟まれて、相方の声もよく聞こえないが。
ビニールのようなテーブルクロスが破れたり汚れたりしているのも、「本場感」を出しているんだよね(ってか、本場って?)。と言い聞かせつつオーダー。ピッツァが目当てなんだし。
スプマンテ(600円)と「エビのセモリナ揚げ」(950円)。
スプマンテはリーズナブルな理由が分かりましたよ。ぬるいし、グラスもちょっとベタついてる。これ以上のお金はとれないよね。揚げ物は普通に美味しい。でもこの味と量で950円って高すぎるでしょう。
「イヤな予感センサー」が本格的に作動し始めます。
ピッツァは「マルゲリータ」(1650円)。
この見た目か・・・。焼きむらと、焦げ。狙って作っているならいいけど、私には「雑」に見える。食べてみてそれは確信に変わりました。こういうとき、相方は良いところを探そうとし、「勢いがある(焼き方)」と言っていました。でも「釜の中でちゃんと回してないよね」とも。
「クアットロ フォルマッジ」(2350円)。
この頃には相方も黙り込んでます。「美味しくない?」と訊くと、「塩気が強い」。ふだんは濃い味好きの彼なのに。ピッツァってもともとファストフードだし、ラフな食べ物なんだと言われればそうだけど、そういう店なのだとしたら値段が高すぎる。
だけど、1枚目は何分かで、2枚目も続けて運ばれてきましたよ。まわりのテーブルでも同じ現象が起きている。近くのカップルなんて、すぐに2枚同時に来ちゃって、明らかに戸惑ってるじゃん・・・。いっぺんに並べて食べたい客もいるだろうけど、そうじゃない客にまで。
美味しく食べてもらおうっていう気がないんだね。回転率のことしか頭にないんだね。我が家も30分もしないで店を出ました。グラスワインも1杯ずつ飲んで、それくらい。会計は8千円弱でした。
こうなると、揚げ物のあともスプマンテが出てこなくて催促したら忘れてたこととか、ふだんなら気にならないことまで気になってくる。良い点が一つも見つからないんだもの。すべてがつながってる。
店内に、掲載記事や有名人とのツーショットを所狭しと張る前に、考えることあるでしょう。味だけなら★2つ。コスパを思うと★1つ。全体の評価は「星なし(がっかり)」にします。
ジャンル:イタリアン
最寄り駅:中目黒
みーちゃんの好み:星なし(がっかり)
ひと言:多くの人に食べてもらうため回転率を上げることは重要だと思う。でも後味悪すぎ。ちなみに、我が家のおすすめは「アオジ」のピッツァです。
↓この写真はアオジのマルゲリータ。
見に来てくれてありがとぶー。
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